ノムラ
どんなメーカー?
良品をより安く! 大阪で長年にわたって愛され続けるランドセル
ノムラは、大阪で1970年に創業した鞄・ランドセルのブランドです。創業当初は鞄の卸売が専門でしたが、現在はランドセルの合同展示会への出店やネット販売も積極的に行っており、ネット販売が4割程度にまで増えています。
ランドセルの製造は日本を代表するランドセル製造メーカーに委託していますが、オリジナルの開発に熱心で、通常の学習院型ランドセルに加えて横長タイプ、半カブセなど、さまざまな独自デザインの製品があります。
特に、取り付け・取り外しが可能なカスタマイズアイテムを使ったデコレーションシステムは、子供たちの好みに応じてランドセルに個性を持たせられる仕組み。ランドセルの基本機能を一切損なわないのはもちろん、自宅で取り替えることもできるので、オーソドックスなランドセルを求める親御さんと、かわいいデザインが好きな子供たちの要望を両立させられます。このため、毎年行われる合同展示会でも、大きな話題をさらっています。
このところ高価格化が進んでいるランドセルですが、ノムラのランドセルは、基本をおさえた高品質な製品にもかかわらず、3万円~5万円台を維持。品質と価格には絶対の自信があり、お客さんには「大手スーパーや他のブランドと(品質や値段を)見比べてから決めてほしい」と正直に言っているそうです。多くのブランドが高価格帯のランドセルを主力に打ち出している中では、とても貴重な存在です。「大阪の人は同じ品質のものなら安いほうがいいと考える」と野村誠社長。大阪らしいランドセルブランドです。
ランドセルへかける情熱
6年間の使い心地と子供の安心・安全をサポートしたい
「お子様の体・成長・行動・安全・心をご卒業までの6年間サポートし続けられるランドセルを」。これが、ランドセルにかける、ノムラの想いです。
地域密着型のブランドとして、長年のランドセル販売を通じて得られたノウハウや愛用者の要望が詰まっているだけではなく、製造を行っている会社もきわめて製造技術の高い老舗メーカーです。背カンのタイプや肩ベルトの形状や構造、背当ての材質など、あらゆる部分に使いやすさを高める工夫を施しているのはもちろん、独自のカスタマイズシステムを導入するなど、子供が6年間、毎日背負って楽しく、壊れにくいランドセルを提供し続けているのがノムラです。
どんなランドセル
独自のカスタマイズシステムで子供に大人気のランドセル
ノムラのランドセルには、オーソドックスな学習院型だけではなく、半カブセ、横型など、現在、市場に見られるランドセルのかたちがすべて揃っています。売れ筋は学習院型ですが、縦型の半かぶせのカラーバリエーションが豊富なせいか、半カブセの販売数が3割程度にはなっているそうです。また、横型の半カブセもあり、女の子を中心に、徐々に販売数が増えています。
いずれもカラフルですが、デザインに奇をてらったところが少なく、背カン(フィットちゃんと同じ立ち上がり背カン)や背当ての構造、ポケットやフック、安全対策の反射材など、必要な機能はすべて備えています。低学年から高学年まで、安心して使える「小学生の道具」といった印象です。
価格は3万円台と4万円台がメインで、牛革モデルのみ5万円台。にもかかわらず、全体の作り込みは工房系の高価格ランドセルと同じ程度に丁寧で、3万円台という価格が信じられないような品質です。実物を手にとってみると、さすが、大阪の消費者に鍛えられたランドセルだと感じることでしょう。
ノムラのランドセルの魅力は、品質と価格だけではありません。もうひとつ、他のランドセルブランドにはない大きな魅力があります。それが、オーダーとは違った、カスタマイズシステムです。カブセ下の鋲やランドセルのサイド(大マチ)などに取り付けられた鋲がホックとなっており、ここに別売りのカスタムアイテムを選んで取り付ければ、自分だけのランドセルを演出できるのです。しかも、自分たちで着脱できるので、気分に応じていろいろ変更することも可能です。
別売りのアイテムは1個500円。新幹線や海賊マーク、サッカーボールなどの男の子が好むモチーフから、花やクローバー、リボンなど女の子向けのモチーフまで、さまざまなアイテムがあります。
このシステムの何が優れているか。小学校入学前の子供は、どちらかというと派手な刺繍やキャラクターの乗ったランドセルを好む傾向がありますが、小学校高学年になると「恥ずかしい」と感じることもしばしば。親御さんはよくわかっていますから、子供にオーソドックスなデザインのランドセルを選ばせようとしますが、実際に使用するのは子供ですから迷います。取り外し可能なカスタマイズアイテムならば、飽きたら他のものへと交換できますし、外せば普通のランドセルに戻ります。親子の意向を簡単に両立させられるのです。
実際、ノムラの店舗に来た子供と親とで、ランドセルの色をどうするかで、ケンカになることがよくあるそうです。そんなとき、「ランドセルの色は親が決めて、子供がパーツを好きに選んだらどうか」といったアドバイスをすると、両者納得するのだとか。
この取り替え可能なパーツが子供たちの心をガッチリとらえています。各地の展示会に行くと、ノムラのコーナーには大勢の子供が集まり、カスタムアイテムを選んだり、ランドセルに取り付けたりしていて、人気の度合いを伺わせます。ホックは子供の力では外れにくい特殊なものを使っていますが、展示会では軽く取り外せるホックをサンプルのランドセルに取り付け、子供が自由に付け替えられるよう配慮しています。
ノムラ2025年入学用モデル
[紫・ラベンダー系]
[ブルー系]
[ピンク系]
[茶系・キャメル]
[赤・オレンジ系]
[グリーン系]
[ブラック・グレー]
[ホワイト・ベージュ他]
素材 | ノムラのランドセルにはクラリーノ製と牛革がありますが、クラリーノが主力素材です。同じクラリーノでも耐久性や風合いなどでいくつかの種類がありますが、耐久性が高いものほど重くなるのは天然皮革と同じ。ノムラでは女の子向けにはどちらかといえば軽めの素材を、男の子向けのモデルには耐久性の高い素材をと使い分けています。いちばん多いのは「クラリーノ・エフ®」を使ったモデル。重さが軽く、手入れもしやすくて、カラーバリエーションが豊富ということで選ばれました。パール素材には「クラリーノ®レミニカ®/パール」を、男子向けには「クラリーノ タフロック®」が使用されています。身体と接する肩ベルトや背当てには、クラリーノとソフト牛革を、モデルに応じて使い分けています。いずれ風化しにくく、通気性も確保された素材で、抗菌加工も施されています。 |
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サイズ | A4フラットファイルサイズ対応 |
各部の特徴
背負ったときに軽く感じさせる立体背カン
ベルトが立ち上がる立体背カンを採用。現在のランドセルの主流です。ベルトが立ち上がっているため背負ったときにランドセルが背中と平行になり、後ろに引っ張られにくくなります。安定した姿勢をとりやすいため、背負ったときに軽く感じられます。
身体のラインに沿う3Dベルト
肩ベルトは、大きな「くの字」型に素材を裁断し、縫製。肩から脇の下を通り、腰まで、体のラインに沿った形になっているため、肩や腕が動かしやすくなりました。
楽に背負えるベルトの構造
肩側のベルト取り付け位置には、複数の生地を重ねて縫い付けてあります。これが「レイヤー構造ベルト」。金属やプラスチックではなく、伸縮する生地で自然にカーブをつくっているため、肩へのフィット感が増しました。補強も万全です。
また、ベルトの内部は衝撃吸収ウレタンを二層式にして、背負う際に柔らかくフィットし負担を減らすダブルクッションベルトが採用されています。
- 価格帯
- 4万円台~6万円台
- 保証・アフターケア
- 6年間の品質保証付き。通常使用での破損は無償修理だが、故意によるキズや破損に関しては、有償修理になる場合もある。
ノムラの「ここが魅力」!
子供が気分に応じてカスタマイズできるところ。飽きたらオーソドックスなスタイルに戻せるので高学年になるまで安心して使える。丁寧な作りで実用品としては申し分なし。デザインやカラーが豊富で価格が安いのも、大きな魅力のひとつ。社名 | ノムラ |
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本社 | 大阪府大阪市城東区関目6丁目10番19号 |
TEL | 06-6931-0476 |
店舗 | 大阪市城東区関目6丁目10番19号 |