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わが子基準の「入学準備」

【子どもの準備2】地頭をよくするのは、早寝・早起き・朝ごはん

規則正しい生活をおくっていますか?

毎朝、同じ時刻に起きて朝ごはんを食べ、お昼ごはん、夕ごはんをきちんととり、夜は早めに眠りにつく――。生活が毎日規則的に行われていることは、子どもにとって、大人とは比べものにならないほど大切です。

体の成長にいいというだけでなく、心の成長と安定、地頭をよくすることにもつながっていることが、さまざまな研究・調査からわかってきました。集中できない、学力が伸びない原因が、不規則な生活にあるケースは少なくないのです。

子どもの入学準備でもっとも大事なことは、「早寝・早起き・朝ごはん」。規則正しい生活習慣を身につけること。実は、親の役割としてはこれがいちばん大切と言ってもいいと思います。

文字が読めない・数が数えられないといったことは必ずいつかは解決します。でも、不規則な生活が子どもに与える影響は、ずっと長く尾を引いてしまいます。いい成績・いい学校を目指す学習塾・進学塾を検討する前に、まずは「早寝、早起き、朝ごはん」。他に何もできなくても規則正しい生活だけは守るというのが、頭のいい子にする必須条件だと考えてください。

とはいえ、家業やその他の事情で、大人だけでなく子どもも不規則な生活になりがちなご家庭もあると思います。うちがそうだ…と思われたら、小学校入学を機会に、本気になって改善策を検討してください。

生活のリズムを変更するのは、とても大変なことです。明日から変えようと決心しても、そう簡単にできるものではありません。望ましいのは、家族全員が「早寝・早起き・朝ごはん」を習慣にすることですが、家庭の事情でできにくい場合、せめて子どもだけでもと考えて、できることから少しずつ改善していってください。

朝ごはんを抜くと成績が下がる

同じ子でも、朝ごはんを抜くと成績が1~2割成績が下がります。おにぎりだけよりおかずのある朝ごはんのほうが脳が活性化し、食事中に親との会話が多い子のほうが脳の機能が高いなどといったことも、脳科学者によって証明されています。→コチラ

また、小1を対象にした調査では、就寝時間が不規則だと問題行動を起こす確率が高くなる、小6を対象にした調査では、保護者が「子どもを決まった時刻に起こすようにしている」家庭の子どもは全国学力テストの正答率が高いなど、さまざまな報告があります。

それに、中学受験専門の塾講師や家庭教師も、小学生のうちは睡眠を犠牲にした長時間の勉強は成績につながらない、むしろ逆効果だとはっきり言っています。

「早寝早起き朝ごはん」国民運動というものがあります。文部科学省が、多くの企業・団体・個人と連携して推進し、さまざまなパンフレットも作られています。社会全体に個人主義が浸透して夜更かし気味になったことの副作用を一手に引き受けているのが子どもたちだ、という認識が多くの人々によって共有されているのです。

PC向けのサイトですが、スマホを横にすれば見られるので、ぜひチェックしてみてください。また、「早寝早起き朝ごはん」の効果に関する調査研究の報告もとても参考になります。


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No3:「読み聞かせ」を親子の習慣にしましょう
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