【子どもの準備6】入学前に身につけたいことは?
子どもが困ることを解決しておく
「小学校入学前に身につけておきたいこと」をネット検索してみると、いろんなページがありました。書いてあることはさまざまで、全部チェックすると、さらに不安になってしまうママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで最低限必要なことは何?と考えてみると、当然のことですが、「できないと子どもが困ってしまうこと」という結論になりました。小学校生活で、できなくて子どもが困ってしまうことといえば、以下の7点ぐらいではないでしょうか。
・自分の名前を言うこと、ひらがなで書くことができる。
・家の人の名前や電話番号、住所を言うことができる。
・小学校まで一人で通学できる。
・信号、横断歩道など、最低限の交通ルールを知っている。
・ひとりでトイレで用を足すことができる。(小学校が和式の場合は要注意)
・着替えがひとりでできる。(靴の履き替え、傘の開閉も)
・何か困ったことが起きたときに、それを伝えることができる。(トイレに行きたい、具合が悪いなど)
以上のことができるなら、まずはひと安心。心配することはありません。これ以外のことは入学後、わが子のようすを見ながら対応法を考えても間に合います。入学したら先生に相談することもできます。
学校に持って行くものを揃えて準備するとか、自分のものを片づけるとか、手が洗える・うがいができる、脱いだ衣服がたためるなど、できたほうがいいことはたくさんありますが、急ぐことはありません。
子どもの成長には、大きな個人差があるし、4月生まれと3月生まれでは、誕生からの年月だけで1年近く違い、そこに個人差を足せば、2~3年の違いは当然出てくるはず。そんな子どもたちを、小学校入学時期に、みんな同じように“こうなっていなくてはいけない”と思うのは、大人の身勝手のような気がしませんか? 遅かれ早かれ、いつかはできるようになることばかりなのですから心配することはありません。大人でも脱いだ衣類がたためない人はいるし、片付けができない人もたくさんいますよね(笑)。
集団行動の小学校でストレスなく過ごすために
あとひとつ、あえて付け加えるならば、コミュニケーション関連の習慣も、いくつか身についていたほうがいいとは言えます。ただしこれは、すでに身についている子も多く、またその子の性格や個性で、どう対応すべきかには個人差があるので、皆こうあるべきとは言えません。
一応、頭にいれておいたほうがいいのは、小学校は集団生活が基本ということ。みんなで一緒に行動すること、スケジュール(時間割)にあわせて行動するのが原則です。これができないと周囲に迷惑をかける以前に、子ども自身にとって大きなストレスとなるでしょう。
ママ・パパの考え方はさまざまです。中には集団行動に否定的な人もいるかもしれません。ただ、いったん小学校に入学したら、そのシステムをひとりで否定するのは不可能だし、それこそ子どもにとって大きな負担となってしまいます。もし、ご自身の考え方と大きく異なる習慣が学校に根づいていたら、ママ・パパには、子どものストレスを軽減するための、いわゆる「大人の対応」が必要です。
そんな中、これだけは、どんな子でも習慣にしてほしいと思うのは、「挨拶」です。コチラで説明していますが、挨拶がストレスなくできるようになるだけで、自然と人間関係がスムーズになっていきます。ぜひ、親子で、友達や先生、知り合いの人に挨拶する習慣をつけましょう。
子どもは日々成長しています。そして多くのことが、わざわざ教えなくてもいつのまにかできるようになります。ママのほうが“うちの子は言わないとやらない”と思い込んでいると、“ホントは自分でできるんだけど、どうせママが言い出すから、そのときでいいや”みたいな感じになっているかもしれませんので、ご注意を。
前の日までできなかったことができるようになったら、必ずほめてあげてください。親にほめられれば、できたことが習慣となって定着するし、新たなことにもチャレンジしたくなります。ほめるのが下手を自認しているママ・パパは、ほめ上手になることを、「子どもが小学生になるまでに、親が身につけたいこと」として、ぜひ実践してみてくださいね。
そして、今は、たっぷり友達と遊ばせてあげてください。子どもは遊びの中でこそ、社会性を身につけるからです。社会性は、具体的な項目にはしにくいのですが、学校生活で、さらにこれからの長い人生で、もっとも必要とされるものです。
2024/10/01